子どもの健やかな成長を願って飾られる五月人形。ですが、飾る機会がなくなったり、保管スペースに困ったりして、「そろそろ手放したい」と考える方も少なくありません。
そんな中、「五月人形 買取」と検索し、リユースショップへの持ち込みを検討される方も多いのではないでしょうか。
本記事では、セカンドストリートで五月人形の買取が可能なのかどうか、持ち込み対応や、実際の相場(いくらで売れますか?)といった気になるポイントを解説します。
さらに、セカンドストリートで買取不可の場合の代替手段として、バイセルやブックオフ・ハードオフなどの買取業者、不用品回収業者の利用、また「兜 買取」や「ガラスケース入り五月人形」といった具体的な例についても触れています。
加えて、「節句人形 何が高く売れるのですか?」という疑問や、セカンドストリートで、買取ができないお品物(生活雑貨など)の解説、そして供養して処分する方法やゴミとして処分する際の注意点まで、丁寧にご紹介します。
手放す方法に迷ったときの参考に、ぜひ最後までご覧ください。
記事のポイント
- セカンドストリートでは五月人形の買取を行っていない理由
- 五月人形の買取に対応している他の業者や選択肢
- どのような節句人形が高く売れやすいかとその相場感
- 供養・不用品回収・ゴミとしての処分方法の違いと注意点
五月人形はセカンドストリートで買取はできる?

- セカンドストリートに持ち込みできる?
- 五月人形の買取をしない理由
- 買取ができない品物とは
セカンドストリートに持ち込みできる?
セカンドストリートでは五月人形の買取を行っていません。店舗への持ち込み自体は可能ですが、受付対象外となるため、査定や買取はしてもらえません。
公式に「節句用品(五月人形、雛人形、こいのぼりなど)」は買取不可品目としてリストに記載されています。これにはガラスケース入りの人形や兜飾りなども含まれます。
セカンドストリートは、全国に展開する総合リユースショップで、衣類、家具、家電、アウトドア用品、ブランド品など、ジャンルごとに幅広く中古品を取り扱っています。ただし、すべてのジャンルを対象としているわけではなく、安全性や需要などの観点から、一部の商品は買取対象外とされています。
そのため、五月人形のような季節性が高く、個人の家庭で保管されてきた装飾品については、取り扱いの対象外となっているのが現状です。
五月人形の買取をしない理由
五月人形を含む節句人形全般を買取対象としてない背景には、日本の文化や慣習、そして中古市場における需要の問題が関係しています。
まず、五月人形は単なる装飾品ではなく、子どもの無事な成長や健康を願う象徴的な存在です。端午の節句では神さまを迎える「依代(よりしろ)」として飾られ、家族の願いが込められています。
このため、他人が使用していた人形を引き継ぐことに抵抗を感じる人が多く、新品を用意することが理想とされてきました。
さらに、日本には「常若(とこわか)」という価値観があります。これは常に新しく清浄であることを良しとする考え方で、お祝い事では新品の品を使うことが望ましいとされています。
そのため、五月人形も基本的には子ども一人につき一つを新調するのが一般的です。
このような背景から、そもそも中古の五月人形を購入しようとする人が非常に少なく、市場として成り立ちにくいという実情があります。買い手が見込めない品物を取り扱うことは、リユースショップのビジネスモデルにはそぐわず、再販売が困難とのこともあり、買取をしてないものと考えられます。
買取ができない品物とは
セカンドストリートでは、店舗ごとに幅広いジャンルの中古品を取り扱っていますが、衛生面や法律、再販の難しさなどの理由から、取り扱いができない品物も存在します。ここでは、代表的な買取不可品目を紹介します。
まず、「耐火金庫」は非常に重量があり、安全上の問題や運搬の手間が大きいため、取り扱い対象外となっています。また、「消費期限の過ぎている品物」は、衛生面・安全性の観点から再販ができません。たとえ未開封であっても買取不可です。
「剥製」や「標本」についても、衛生上の懸念や、動物愛護に関する規制の関係で取り扱いが困難です。同様に、「染毛剤」などの薬品類も品質や安全性に影響があるため、セカンドストリートでは扱っていません。
そして特に注意すべきなのが、「節句用品(五月人形・雛人形・こいのぼりなど)」や「日本人形」です。これらは文化的・宗教的な背景があるため、中古市場では需要が非常に限られており、他人が使っていたものを購入することに抵抗を感じる方が多くいます。そのため、セカンドストリートでは一貫してこれらの人形類は買取を行っていません。
これらの品物を持ち込んでも、店舗では受け取ってもらえないため、事前に確認しておくことが重要です。処分方法については、寄付や供養、不用品回収など他の手段も検討してみるとよいでしょう。
五月人形の買取、セカンドストリートが無理なら?そのほかの買取業者、処分方法解説

- バイセル、ブックオフ、ハードオフなどの買取業者を検討
- 節句人形、何が高く売れるのですか? ガラスケース入り五月人形、兜は買取対象となる?
- 相場、いくらで売れますか?
- ゴミとして処分する?供養して処分するという選択肢
- 不用品回収業者での処分方法
バイセル、ブックオフ、ハードオフなどの買取業者を検討
セカンドストリートで五月人形の買取ができない場合は、他の買取業者の利用を考えてみましょう。代表的な選択肢としては、バイセル、ブックオフ、ハードオフなどが挙げられます。
まず、バイセルは出張買取や宅配買取に強みを持つ業者で、骨董品や伝統工芸品の査定にも対応しています。
五月人形のように季節限定で飾る特別な品物についても、価値を理解した査定員が対応してくれるため、丁寧な対応を期待できます。古いものでも状態が良ければ買取対象になるケースもあるため、一度相談してみる価値はあるでしょう。
次に、ブックオフやハードオフでは、ホビーやインテリア雑貨の買取を行っている店舗もありますが、節句人形のような日本文化に根ざした商品は、基本的に対象外としている場合が多いです。とくにガラスケース入りの人形などは取り扱いが難しいことがあり、引き取りを断られることも珍しくありません。
いずれにしても、まずは査定が可能かどうか、事前に確認しておくことが大切です。特に五月人形は市場でのニーズが限られているため、確実に買い取ってくれる業者に相談したほうがスムーズです。
なお、バイセルでは無料査定の申込みが可能です。五月人形をどう処分するか悩んでいる方は、まずは下記のリンクからチェックしてみてください。
不要になった五月人形を、安心して手放すための第一歩として活用してみてはいかがでしょうか。
節句人形、何が高く売れるのですか? ガラスケース入り五月人形、兜は買取対象となる?
節句人形の中でも、買取対象となりやすいものにはいくつかの特徴があります。保存状態が良好で、付属品がすべて揃っているもの、ブランドや作者が明確なもの、現代的なデザインやコンパクトサイズで人気があるタイプなどは、比較的評価されやすい傾向にあります。
例えば、有名人形工房によって製作された兜飾りや鎧飾りなどは、一部の買取業者で需要があります。とくに木製や金属製で重厚感があり、インテリアとしても通用するようなスタイルのものは再販価値が期待されます。
一方で、ガラスケース入りの五月人形については注意が必要です。見栄えが良い反面、サイズが大きく重いため、中古市場では扱いにくい品目とされています。また、運搬中の破損リスクがあるため、買取対象外とする業者も少なくありません。
また、年式が古いものや、飾りの一部が欠けているようなものは、たとえ高価だったとしても査定額がつかない可能性があります。節句人形は「一人ひとつ」という文化的背景があるため、再利用を前提としたニーズがそもそも少ない点も忘れてはなりません。
このように、買取可能かどうか、また高く売れるかは人形の種類や状態、サイズなどによって大きく異なります。事前に業者へ写真を送って確認を取るとスムーズに進められるでしょう。
相場、いくらで売れますか?
五月人形の買取相場は、品物の種類や状態、付属品の有無、さらには作家やブランドによって大きく異なります。
一般的に、節句人形は元値が高額であっても、中古市場では思ったほどの値がつかないことが多いのが現状です。
例えば、状態が良好で、有名作家による兜飾りや鎧飾りであっても、買取価格は1,000円〜5,000円前後になることがほとんどです。
ブランドものや現代風のデザインで、装飾や素材にこだわりが見られるものは、稀に1万円〜6万円の査定がつくこともありますが、これは例外的なケースです。(出典:五月人形買取業者おすすめ8選を比較!【2025年3月最新】中古の五月人形の値段・買取相場はいくら?|マイナビニュース)
一方、ガラスケース入りの人形や、古い年式のもの、傷や汚れが目立つものは、値段がつかない、または無料引取扱いになるケースも少なくありません。
特に箱や付属品が欠けていると、大きく減額される傾向があります。
また、買取業者によって基準が異なるため、同じ品物でも査定額に幅が出ることがあります。高く売りたい場合は、複数の業者に査定を依頼して比較検討するのがおすすめです。
出張買取やLINE査定など、写真だけで事前に価格感を教えてくれるサービスを活用するのも一つの方法です。
ゴミとして処分する?供養して処分するという選択肢
五月人形は、ただの飾りではなく「子どもの健やかな成長を願って神さまを招く依代(よりしろ)」としての意味を持っています。このような背景から、処分方法にも慎重になる方が多く見られます。
多くの自治体では、五月人形は「可燃ごみ」または「粗大ごみ」として分別すれば一般ごみとして処分することが可能です。
ただし、ガラスケース入りや大型のものは、分解や別途申し込みが必要になることがあります。市区町村の公式サイトでルールを事前に確認しておくと安心です。
一方で、心理的に「そのまま捨てるのは抵抗がある」と感じる方もいます。そのような場合に選ばれているのが「人形供養」です。
これは、神社やお寺などで人形に感謝の気持ちを込め、正式にお焚き上げをしてもらう方法です。全国には人形供養を受け付けている寺社があり、持ち込みだけでなく、郵送での受付を行っているところもあります。
費用は1体ごとに数百円〜数千円程度が一般的で、ガラスケース込みかどうかで料金が異なる場合もあります。予約や受付方法も場所によって異なるため、事前の確認が必要です。
もし人形に強い思い入れがある場合は、単に処分するのではなく、供養を通じて丁寧にお別れするという方法も検討してみてはいかがでしょうか。こうした配慮が、心の整理にもつながることがあります。
不用品回収業者での処分方法
五月人形の処分を検討する際、不用品回収業者を利用する方法があります。特に、大型のガラスケース入りや複数の人形がある場合、自力での処分は難しいものです。
そうしたとき、回収業者に依頼すれば自宅まで引き取りに来てもらえるため、手間をかけずに処分ができます。
業者によっては、五月人形だけでなく他の粗大ごみや生活雑貨もまとめて回収してくれるため、家の整理や引っ越し前の片付けにも便利です。
ただし、費用は有料となるため、事前に見積もりを依頼して、対応内容や料金をしっかり確認することが大切です。
ここでおすすめしたい業者の一つが「エコクリーン」です。エコクリーンは、不用品回収の専門業者として全国対応しており、迅速かつ丁寧な対応が評判です。
回収対象も幅広く、五月人形のような処分に悩むものも適切に対応してもらえます。
また、事前の見積もりから当日の作業まで、スタッフが丁寧に対応してくれるため、初めて不用品回収を利用する方でも安心して任せられます。
処分に悩んでいる方は、まずは無料見積もりだけでも依頼してみると、選択肢が広がるかもしれません。
▼エコクリーンの詳細・無料見積もりはこちらから
エコクリーン公式ページはこちら
なお、五月人形の寄付や処分の方法に関しては以下の記事でも詳しく解説していますので、ぜひ併せてご活用ください。
五月人形はセカンドストリートでは買取りNG? 売れない理由とそのほかの処分方法のまとめ
- セカンドストリートでは五月人形の買取を行っていない
- 節句用品(五月人形・雛人形・こいのぼり等)は公式に買取不可とされている
- 店舗への持ち込みは可能だが、査定や買取は非対応
- ガラスケース入りの人形や兜も買取不可品に含まれる
- セカンドストリートは衣類や家電など幅広いリユース商品を扱っている
- すべてのジャンルを扱うわけではなく、需要や安全性で取扱品が限定されている
- 五月人形は神事的な意味を持つため、中古市場で需要が低い
- 新しい人形を子ども一人ひとりに用意する文化が根強く残っている
- 「常若」の価値観により、再利用が敬遠される傾向にある
- 買取ができない品目には、耐火金庫や染毛剤、標本なども含まれる
- 日本人形や節句用品は文化的背景から敬遠されがちである
- 再販が難しい品物はセカンドストリートのビジネスモデルに合わない
- 買取を希望する場合は、バイセルなどの専門業者を検討する必要がある
- 不用品回収や供養など、処分の選択肢も併せて検討が求められる
- 持ち込み前に取扱対象かを確認することで無駄足を防げる